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東京モーターショーの来場者100万人達成!その裏側にあるものとは

2019年に行われた東京モーターショーの来場者数は130万人を超えた。開催期間は前回2017年に比べると2日間長くなっているものの、前回の77万人に比べると来場者数は大幅に増えている。

モーターショーは2年に1回行われるビックイベントだが、今回来場者数が急激に増えたのは主催者側の努力も大きい。

子供連れが急増

来場者数が一気に増えた背景には、子供連れが大幅に増えたことが大きく関係している。子連れの来場者数を増やしたのは、職業体験ができるキッザニアが貢献している。

キッザニアは神戸や東京にあるが、どちらも子供で多く賑わっている人気施設だ。キッザニアとコラボすることで、子供向けの企画が家族の関心を呼び、あたかもその場にいるかのような臨場感あふれるスポーツ観戦や顔認証技術によるショッピングなど、未来の生活ができる展示が注目された。

職業体験の予約は前日に一杯になるほどの盛況ぶり

今回、キッザニアは自動車メーカーや部品メーカーなど11社で職業体験ができるプログラムを用意した。約1万人の子供が参加したが、開催前日には予約がすでに埋まるほどの盛況ぶりだった。

キッザニアは各社から提案された規格を尊重し、その上で楽しみながら学ぶことを軸にプログラムを構成している。キッザニアが持っているノウハウが、子供の興味を惹くだけでなく、大人も上手に巻き込んだ。

The 46th TOKYO MOTOR SHOW 2019 PR MOVIE

ベンチャー企業の参加も目立った

今回のモーターショーで特徴的だったのは、ベンチャー企業が多く参加したことだ。災害時に人を助けるドローンやなわとびによる運動能力診断システム、ベンチャー企業が磨きをかけている新技術や新製品なども多くあった。

自動車業界だけでなく、他の業界とコラボすることで入場者を増やしているのも特徴だ。日本車の世界シェアは3位と存在感が際立っているが、東京モーターショーをきっかけに今まで以上に異業種とコラボする巻き込み力がさまざまな業界に求められている。