大阪市の小学生誘拐事件をきっかけにSNSの利用について議論が交わされている。女児はツイッターを使用して犯人と接触したとされているが、ツイッターを初めとするSNSは子供と大人がコミュニケーションを取るツールとして注目されている。
そもそもツイッターに利用制限はないのか?そう思う人も多いだろう。ツイッターは表立って利用制限について情報発信しているわけではないが、利用規約をチェックすると13歳以上の利用と明記されている。つまり、本来であれば小学生がツイッターを使うことはできないはずだ。
SNSを使っている小学生は多い
年齢制限があるのはツイッターに限ったことではない。ティックトックやインスタグラムなどのサービスに関しても、13歳未満の子供が利用できないように明記している。しかし、周囲を見わたせばSNSのアカウントを作って情報発信している小学生は多い。SNSを使って小学生同士の交流も行われている。
年齢制限があるにも関わらず小学生がSNSを使えるのはなぜ
年齢制限があるにも関わらず、小学生が独自にアカウントを作ってSNSサービスを利用できるのはなぜだろうか?これはSNSのサービスを提供している会社が、厳しくフィルタリングしてないことが大きな理由だ。
ツイッターであれば、生年月日を誤魔化せば自分でアカウントの作成ができる。端末の機能を制限するフィルタリングがかかっていても、小学生自身がフィルタリングの解除方法をネットで調べられてしまう。
今後もSNSを使った犯罪は増える見込み
SNSを使った犯罪は、これからも増える見込みだ。小学生が犯罪に巻き込まれるリスクも高くなるため、保護者は子供のスマホ使用の制限やSNSの制限などを意識して行う必要がある。
また、こうした犯罪は小学生に限ったことではない。大人でも同様のことが言えるだろう。SNSという手軽に使用できるコミュニケーションツールが犯罪のきっかけにならないように使う側もきちんと意識しなければならない。