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アートが好きなゲイ必見!AR活用の大きな可能性

アップルが拡張現実を利用した現代のウォーキングツアーサービスを始めた。外の風景とARアートが一体化する展示は東京を含む6都市で行われたが、厳格な手順に沿って体験できるようになっている。

やや慎重さも伺えるが、こうした背景には時間を使ってゆっくりARを定着させたい狙いもある。

そもそもARとは?

そもそもARとは、「Augmented Reality」の略だ。拡張現実と訳されるが、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示すると、目の前にある世界を仮想的に拡張できるのが特徴だ。

テクノロジーとしてのインパクトが大きく、スマホ向けサービスを気軽に実現できるため、日常生活の利便性を向上させる技術として注目されている。最近のヒットであればポケモンGOやドラクエウォークなどがあるが、いずれも画面上の映像だけで完結するゲームと違ってリアリティがある。

データ出典:Apple Newsroom

アップルが目指すARの活用

ARは仮想のオブジェクトが実世界の環境に統合される技術だが、美術館やアーティストにも取り入れるようになった。今ではARやVRに特化した展示がかつてないほど開催されるようになったが、大きな理由はARの実装が簡単になったためだ。

ARアートはアーティストたちが約1年かけてニューミュージアムと共に作り上げた。それぞれの体験の違いは街の景観だけだ。しかし、アップルが目指すARの活用法は、もっと持続的で共有可能なAR体験だ。

特定の場所で何度でも同じように見えるAR体験を実現するためには、ARの要素が常に同じ場所に出てくる仕組みが必要だ。

ARの活用は屋外での利用を想定されがちだが、アップルは屋内での利用を想定している。家具を配置しレゴで遊ぶような、ゆったりしたペースで楽しめるように。

データ出典:Apple Newsroom

ARは将来的にもっと身近になるだろう。アップルだけでなく、世界のIT企業が懸命に新しいARの活用法を模索している。

そういった視点からも、今回の屋外のARアートは新しいAR活用法の一つである。今後のARの発展が増々楽しみだ。