BUSINESS

世間で話題SNS!ゲイも使い始めているClubhouse(クラブハウス)の 使い方を超わかりやすく解説

Clubhouse(クラブハウス)が話題になっていますが、ユーザー同士がラジオ放送のように会話を楽しむことができる招待制の音声配信SNSで、興味のある人の会話の傍聴や会話に飛び込んで参加することもできます。

新しい形のSNSとして世界的に注目されていますが、ゲイのインフルエンサーを中心にClubhouseを始めたという声も増えていて、ゲイの間でも話題になっています。

これからもユーザー数の急増が予想されるSNSですが、ゲイのコミュニケーションツールに役立つアプリなので使い方を覚えておきましょう。

この記事では、Clubhouseの使い方を分かりやすく解説していきます。

Clubhouse(クラブハウス)とは?

Clubhouseは、Paul Davison氏とRohan Seth氏が立ち上げた音声配信のソーシャルプラットフォームで、2020年春にリリースされてから世界中でユーザー数が増えています。

日本においては2021年1月から話題が広がり、「Clubhouseに招待して欲しい」「Clubhouseを利用したい」などのワードがTwitterでトレンド入りするなど盛り上がっています。

他のSNSと大きく異なっているのは、音声のみでコミュニケーションを取るサービスであることです。日本では音声型のTwitterと呼ばれていて、実際にアプリを起動すると音声のみで配信しているユーザーの姿が出てきます。

Clubhouse(クラブハウス)は招待制!利用方法について

Clubhouseは最近のSNSでは見かけることが少ない招待制を採用しています。利用するためにはClubhouseユーザーから招待してもらう必要があり、1ユーザーが招待できるのは2人までになっています。Clubhouseの招待枠がフリマで売買されるなどのトラブルも発生しています。

招待されるためには、自分の連絡先に招待する相手の電話番号が登録されている必要があります。

またいち早く招待されたいという方は、先にClubhouseのアプリをインストールして登録し、Waitリストに入っておくとよいでしょう。Waitリストに入っておくと、Clubhouseユーザーの中に自分の電話番号が入っていれば参加を承認してもらえる可能性があります。

アプリのインストールは以下からできます。

App Store

2021年2月8日現在、ClubhouseはiPhoneのみに対応しており、Androidには非対応となっています。

招待されたらアカウント作成

Clubhouseに招待されるとSMSに専用URLが届くので、ここをタップしてClubhouseアプリを起動させます。SMSで届いたコードを入力して氏名とユーザーネームを入力するとウエイト状態になります。

またClubhouseはFacebookと同じように実名制となっていて、専用ルームに入ると参加者の氏名が表示されるような仕組みになっています。実際に実名以外で登録することも可能ですが、ユーザー名を変更できるのは1回と決められているので注意してください。

名前の入力を行って承認されたら、画像の設定などになります。プロフィールにはTwitterやInstagramのアカウントを連携させることも可能です。

招待してもらうためには?

Clubhouseは1人につき招待数が限定されているため、知り合いにClubhouseユーザーがいても招待枠をもらえるとは限りません。

招待してもらうためには自分から知り合いに呼びかけるのが無難な方法で、TwitterやInstagramなどのSNSで招待して欲しい旨を書いておくと、知り合いがClubhouseを始めたときに紹介してもらえる可能性があります。

ちなみに1日に1人が2人招待していくと仮定した場合、2日目4人、3日目8人と倍々に増えていった場合、1カ月で10億人という計算になります。

Clubhouseは急激にユーザーが増えているため、近いうちに招待が来ることも考えられます。フリマアプリなどで売っている招待枠は買わないようにしましょう。

Clubhouse(クラブハウス)の使い方

ClubhouseはTwitterやInstagramなどのSNSを利用している人なら簡単に使いこなすことができます。ここではClubhouseの使い方を解説します。

知り合いや気になるユーザーをフォローする

アプリを起動するとトップ画面に虫メガネのマークがあります。この虫メガネからClubhouseのユーザー検索をかけることができます。事前にアカウントを聞いているならユーザー名を入力し、気になるユーザーがいたらフォローしましょう。

またフォローやフォロワーのプロフィールをチェックすると、つながっているユーザーが分かるので、そこから気になる人を探してフォローしていくのもよいでしょう。

ルームに参加して会話をする

準備ができたらルームに入ってみましょう。ルーム作成者と自分がフォロー関係にない場合、ルームに入っても視聴者側になります。

ルームに入ると下記の方に入室している人の数と音声チャットをしている人の数が表示されます。

ルーム作成者と自分がフォロー関係にあれば、特に承認しなくてもチャットを勝手に行うことができます。スマホに話しかけると相手と音声チャットができます。

視聴のみのユーザーでも画面右下部にある挙手のマークをタップし、司会者から承認を得られたら会話に参加することも可能です。他に「+」マークがありますが、これは知り合いのユーザーをルームに誘いたいときに使用し、【Leave quietly】は退出するときに使います。

ルームを作って話しを聞いてもらう

Clubhouseのトップページ下部にある「Start a room」をタップし、次に「Add a Topic」をタップすると何について話すかのテーマを入力します。

次にルームの種類を選びますが、以下の3種類の中から選びます。

  • Open:すべてのユーザーが出入りできる
  • Social:フォローしているユーザーのみ出入りできる
  • Closed:選択したユーザーのみが出入りできる

以上でルームの作成が完了です。あとはテーマに沿って話します。

ゲイがClubhouse(クラブハウス)に注目している理由

Clubhouseは自分の気持ちを素直に吐き出したい、誰かに自分の気持ちを聞いて欲しいときに音声で伝えられるのが大きな特徴です。

先日とあるゲイが、Clubhouseでカミングアウトしました。Clubhouseを使ってカミングアウトしたのは、自分の辛い経験を含めた体験を、自分の言葉で説明したいという気持ちが強かったと語っています。また自分の親友が一緒に話しを聞いてくれているという心強さも後押しになります。

実際にClubhouseでLGBTであることをカミングアウトする人は多く、文字やテキスト、コメントのように無機質なものではなく、自分の感情を入れることができる音声で気持ちを伝えたいと思っている人は多いようです。

Clubhouse(クラブハウス)はゲイの友達作りの場にも最適

Clubhouseがゲイに注目されている理由の1つに「友達作りの場」があります。

InstagramやTwitterなどのSNSで活躍しているゲイのインフルエンサーも次々にClubhouseを始めていますが、このような人のトークルームには多くのゲイユーザーが集まります。

そこで他のユーザーと音声のやりとりを通して交流することや、参加しているユーザーの中に気になる人がいたらフォローすることも可能です。そして、気になったユーザーのトークルームに参加し、その人の思っていることを生の声で聴けるのは文字ばかりのSNSと違って新鮮です。

また身近なゲイ友達で集まってトークするのもよし、悩みを打ち明けるのもよしで、実際に会わずに気軽に話しができるのも魅力と言えます。

これからClubhouseにゲイのユーザーが増えたら、身近なコミュニティとして活用されることも期待されます。

Clubhouse(クラブハウス)の注意点

Clubhouseを利用する上で注意して欲しいのは、

  • 未成年トラブル
  • 情報流出問題
  • 詐欺被害

の3つです。まずClubhouseは年齢確認が必要ないアプリなので、電話番号があれば年齢を偽って未成年でも利用することができます。今後、ゲイのユーザーが増えてClubhouseで知り合ってリアルに出会うことになった場合、ゲイアプリと同様に未成年と関係を持ってしまうリスクがあります。

またClubhouseの会話はアーカイブが残らず、話したことの録音や記録などは禁止されています。しかし、外部の録音器具などを使って情報が流出する可能性があるので、話す内容には十分に注意しなければなりません。

そしてClubhouseが広く浸透するまでの懸念材料としてあるのが詐欺被害です。SNSなどでClubhouseの招待を売るといって代金をだまし取る被害が発生しています。Clubhouseは登録に電話番号が必要になるので、詐欺のユーザーに電話番号を渡してしまうことで悪用されるリスクもあります。

Clubhouse(クラブハウス)のまとめ

Clubhouseはゲイの出会いの場や友達と交流を図る場として今後需要が増えることが期待されます。コロナが発生したことで人と人との交流が減っており、文字よりも感情が伝わりやすい音声で気軽に人と会話できるClubhouseは新しいSNSとして定着するかもしれません。

Clubhouseはサービスが始まって間もないSNSであり、招待制を取っていることから詐欺やビジネスの餌食になってしまうリスクもあります。トラブルに巻き込まれないためにも、信頼できる人からの招待しか受け取らないようにする、規約をきちんと見てから利用するなどを心がけましょう。Clubhouseの今後の動向に目が離せません。