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【ゲイとお金】格安simでトラブル多発!消費者の認識と異なる点に注意

近年は格安スマホも普及しており、基本料金が高いキャリアのスマホにこだわらなければ、低価格でスマホが持てるようになっている。格安スマホはスマホの端末に格安simを装着して使用するのが一般的だ。

国民生活センターは仮想移動体通信事業者が提供している格安simの契約者数が増加傾向にあり、現在は2000万近くの契約件数になっているが、その一方で消費者センターに寄せられた相談は2000件を超えていると発表した。

■高齢者を中心にトラブルが増加

格安simの利用で多いトラブル例は料金に関することだ。格安simを提供している会社は通話料無料と謳っているところも多いが、これは専用のアプリを使って通話した場合のみである。

専用のアプリの通話はline通話のような感じになるが、このルールを知らずに通常の電話をして高額な通話料が請求されるケースも多い。

スマホの使い方が分からないが、店舗でのサポートを受けることができないため、解約したいなど利用方法やサポートが消費者の認識と異なっている相談も少なくない。

■格安simでトラブルが多い理由

格安simを提供している会社が安価な金額でサービスを提供できるのは、サポートにかける時間を減らして人件費を削っているのも理由としてある。キャリアは良くも悪くも店舗を多く構えており、お店に行けば担当者が相談に乗ってくれるシステムとなっている。

しかし、格安simを提供している会社はサポートに十分なコストをかけておらず、消費者自身が調べる必要がある。インターネットを使って自分で調べることが苦ではない若年層はトラブルになるケースも少ないが、十分に情報収集ができない高齢者は勘違いによるトラブルが起こりやすい。

格安simもある程度の契約をしなければ、事業として成り立つことができない。そのため、誇大なトークセールを行うケースもある。悪質なものは悪質であるとしっかり注意規制することも大事で、格安simに関わらず、契約内容をきちんと押さえておくことはトラブル防止で重要だ。