LGBTQ

ラグビーチームの虹色ソックス!ゲイフレンドリーなオーストラリアのLGBT事情

急速にLGBTQへの理解が進んでいるオーストラリアでは、スポーツ時に虹色ソックスを履くことでLGBTQであることをオープンにする人が増えている。

こうした流れを作ったのが、ラグビーチームAUシャークスだ。メンバーは黒や紺のラグビージャージ姿だが、足もとには多様性を示す虹色ソックスが目立っている。

国内や世界で活躍するスポーツマンが自身の性をオープンにすることで、自分から発信できずにいる人達に多大な勇気を与える。オーストラリアでは、自分自身がLGBTQであることを公表する流れが強まっている。

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Adelaide University Rugby Union Football Clubさんの投稿 2019年8月9日金曜日

出典: Adelaide University Rugby Union Football Club Facebook

オーストラリアのLGBTQ事情

オーストラリアといえば、多文化国家として有名だ。もともと多様性を受け入れるスタンスの国であるため、LGBTQに対する偏見も少ない。

2017年にはオーストラリアで国民投票が行なわれ、同性婚が合法化された。結果に関しても賛成が62%、反対が38%と同性婚を認める声が多かったのも印象的である。

選挙の結果を受け、首相のターンブルも同性婚がすぐにできるように法制度を整え、2018年に合法化した。

オーストラリアはもともとゲイが多い国

オーストラリアは、もともとゲイが多い国として知られている。特に首都のシドニーは、アメリカのサンフランシスコに次いで世界で2番目にゲイの人口が多い都市だ。

シドニーでは毎年2月か3月頃に、世界最大のゲイ&レズビアンの祭典が行われている。オーストラリア国内だけでなく、世界各国から多くのゲイやレズビアンが訪れるのが特徴だ。

パレードを見る観客も30万人を超える規模で、実際にパフォーマンスしている参加者だけでなく、観客も一緒に歓声を上げながらイベントを盛りあげている。

また、メインイベントが終わっても、それから数週間は各地でLGBTQに関するイベントが行われる。このイベントが示すように、オーストラリアはLGBTQに非常に寛容的な国だ。

オーストラリアのように国が一丸となってLGBTQを支援し、認める雰囲気ができれば、LGBTQに対する理解もより一層深まるだろう。