LGBTQ

禁じられた愛は身近にある!LGBTの愛はなぜ罰になるのか

人を愛するのは、本来自由であるはず。人を愛することに権利はいらないはずで、ほとんどの人も同じような気持ちを持つだろう。しかし、「LGBT達が愛し合う権利はあるのか?」と聞かれると、素直にイエスと言えない人もいるのではないだろうか。

近年はLGBTの権利を求める運動が盛んに行われているが、その一方で法律が邪魔をしてオープンに愛し合うことができないLGBTもいる。一例を挙げると、ロシアもLGBTに対して排泄的なスタンスの国だ。

アメリカの最高裁判所では全州に同性婚の合法化を認めたが、その一方でロシア政府はLGBTの対応に苦慮している。

Licensed material used with permission by Anna Brilliantova

LGBTが罪になるのはなぜ

ロシアは他の国に対して、LGBTに対しての風当たりが強い国だ。もちろん、ロシアにも禁じられた愛は身近にたくさんあるが、オープンにできずに苦しんでいる当事者がたくさんいる。

ロシア社会がLGBTに対して嫌悪感が強いのは、ソ連時代から続く同性愛の犯罪意識だ。同性愛が犯罪と位置付けられた名残が、現在まで根強く残っている。近年では、同性愛がH
IVの元凶と言われるようになったり、刑務所帰りのごろつきと言われるようになったりしている。

ロシアで禁じられた恋愛をするとどうなる?

過去にロシアの同性愛者に対してどんな反応をするのか、実際の同性愛者が実験した動画がある。同性愛者に対しての反応は、凝視する視線、差別的・侮辱的な発言、ぶつかってくる男性もいた。

さらに、同性愛者をターゲットにした暴力も横行しており、過去には殺人事件に発展したこともあった。犯罪が行なわれていても、それが表に出にくいのも特徴である。当事者も自業自得という負の意識があるためだ。

禁じられた愛は身近に溢れているが、ロシアのようにオープンにすることがタブーな国はたくさんある。その点、日本ではLGBTに対して寛容なスタイルができつつある。LGBTの恋愛が罰ではなく、当たり前になる世の中になるのはもう少し先になりそうだ。そのためにも、権利を主張し続けなければならない。