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自動運転の天敵は虫?意外な敵の正体とは

自動運転車の開発が進んでおり、IT企業や自動車大手企業が躍起になって競い合っている。自動運転車は多数のカメラやセンサーを搭載し、集めたデータを車上のコンピューターソフトウェアで解析している。

どんなに高度なソフトウェアを開発しても、センサーが正しく反応しなければ、安全な自動運転は実現できない。

察しの良い人は、センサーの大敵がイメージできたかもしれない。そう、自動運転車のセンサー機能を邪魔するのはリアルな虫である。

センサーに虫がぶつかると影響は深刻

自動運転車の大敵は、運転しているときにぶつかってくる虫だ。特に、センサーにぶつかって虫がつぶれて汚れてしまうと、センサーが誤作動を起こしてしまう可能性が出てくる。自動運転に必要なデータに深刻な影響が出てきてもおかしくない。

センサーにぶつかる虫対策として、行われているのがセンサー群を固定するために取りつけられるティアラ状の虫対策機能だ。

カメラのレンズに向かいティアラを開けた穴から空気を出すと、レンズに虫がぶつからない。つまり、レンズにエアカーテンをつけたような形になるのだ。エアカーテンが虫からレンズを守ってくれるため、レンズにぶつかる虫を減らせる。

もちろん、エアカーテンだけですべての虫からレンズを守れるとは限らない。上手くエアカーテンで交わせたとしても、残骸がレンズに引っ付いてしまう可能性もある。

レンズの汚れを解消するために使用されるのが、水を噴射するためのノズルだ。レンズの汚れを検知するアルゴリズムを開発し、汚れるたびにレンズだけ水で洗い流せる。

こうした技術は特許を取得し、第三世代の自動運転車に装着されている。

自動運転車で溢れる未来はそう遠くないと言われているが、細かい部分で見ていくと、今回のセンサーのような課題が出てくる。

またリアルな虫だけでなく、ソフトウェアのバグ(虫)も大敵だ。自動運転車は、2つの虫問題を抱えながら、少しずつ発展している。