LGBTQ

女性アイドル初!ソム・へインのカミングアウトが反響

韓国の人気番組「アイドル学校」に出演したソム・へインが、バイセクシャルをカミングアウトした。同性の恋人と恋愛しており、彼女とキスをしているインスタグラムの投稿は大きな反響を呼んだ。

インスタグラムでは、ファンからの質問にも積極的に答えている。バイクセクシャルで悩みを抱えるファンからの悩み相談も多く、彼女は「自分自身に誇りを持って、同性を愛することは間違っていることではなく、何の恥ずかしいことでもない」とメッセージを送っている。

K-POP業界でバイセクシャルをカミングアウトしたのはホランドだが、韓国の女性アイドルでカミングアウトしたのはソム・へインが始めてだった。

ソム・へインと言えば、ハ・ヨンスに似たルックスを持つことで知られていたが、体調不良を理由にアイドル学校を途中降板した経歴がある。その後、日本でモデルや歌手活動をしていたことから、日本人からの知名度も高い。女性アイドルがバイセクシャルをカミングアウトしたことで、同じ境遇の女性に大きな勇気や希望を与えた。

バイセクシャルを公言した後は、ポータルサイト検索語で1位になるなど、話題の人物になっている。

一方、彼女には過去の校内暴力の加害者だったという疑いもあり、バイセクシャルのカミングアウトは暴力事件から目をそらすことが目的というネガティブな情報があるのも事実だ。

本人は自分が好きな性向を隠す必要はないと考え、自分自身の気持ちをオープンにしたと釈明している。淡々とした態度で自分の気持ちを伝えているが、カミングアウトに至るまでには心の葛藤があったので間違いないはずだ。

セクシャルマイノリティの個人差や考え方は、ひとつにまとめることができない。勇気を出してカミングアウトしたという事実があるだけで、ソム・へインへの非難はやめるべきだろう。今後、他にも同じような動きが出ることも考えられる。バイセクシャルを公言したソム・へインの今後の動向に目が離せない。