プライベートでもビジネスでも、グーグルを利用しない日がない!という人は少なくない。ネット社会の頂点に君臨しているのがグーグルだが、企業の枠を超えて世界の標準的なシステムとなった。グーグルは機械も人間と同じで学習して能力を高められる物と位置付けている。
グーグルの築いた世界では、人間の頭よりも機械の方が優れていて、人間の知能はアルゴリズムに勝てないと信じられている。しかし、グーグルの決定論の発想に対して、新しい発見は生まれない!とする声も多い。創造性がないと視野が狭くなり、衰退する一方である。
限界に近づくセキュリティーシステム
インターネットが普及した初期はウェブサイトの閲覧やメールのやり取りが中心だったが、この間はそこまでセキュリティーシステムが重要ではなかった。
大手IT企業が次々と発展し、インターネットは一大商取引の場に変化していった。そして、セキュリティーはあらゆるサービスの基軸となった。
その一方で、セキュリティー強化の重要性も高まり、パスワードや不正アクセスのパトロール、マルウエアの予防を行うだけでは十分とは言えない状況になりつつある。
現在のコンピューターやネットワークの枠組みだけでは、解決できない問題が山積みとなってしまっている。
新しいセキュリティーシステムの誕生
グーグルに取って代わる新しいシステム開発や研究をしている機関は数多くある。しかし、これまでグーグルが積み上げてきたノウハウは膨大で、グーグルを超える企業が出てくる可能性は低い。グーグルが新しいビジネスモデルを作っていく方向で考えるのが現実的である。
グーグルの課題はセキュリティーだが、セキュリティー対策として注目されているのが仮想通貨にも使用されているブロックチェーンだ。ブロックチェーンが導入された新しいセキュリティーモデルで、新しいインターネット世界の基盤となるだろう。仮想通貨で生まれたセキュリティーがグーグルのセキュリティーに応用される日はそう遠くない。