スキンケアといえば女性のイメージが浸透しているが、近年はスキンケアに力を入れているゲイやバイ男性も多い。2008年には1000億円未満の市場規模だったスキンケア業界も、今では1200億円に達している。
中でも男性スキンケアで需要が増えているのは、化粧水や日焼け止めなどだ。スキンケアというと若者中心のイメージを持つ人も多いが、30代から40代以上になって肌の衰えが気になるようになってから利用する人も多い。
30代以上のスキンケア商品の利用率が高まるのは、この年齢に達してから急激に肌の老化が進むためだ。特にシワやシミなどが急増する年齢だが、肌の防御機能が低下することによって老化現象が加速する。早めに対策しないと、実年齢以上の見た目年齢になってしまうこともある。
肌の衰えの特徴
男性の肌の衰えで特徴的なのが、肌の色が赤黒くなることだ。また、頬から顎にかけての肌表面の凹凸も増えて、20代の頃はつるっとしていた肌が40代を過ぎるとメロンパンのようになってくる。
さらに、おでこから鼻にかけてのぎらつきも目立つようになるが、男性の場合は皮脂の量が多くなるためである。肌のきめも粗くなってしまうため、皮脂の分泌量自体が変化していなくてもぎらつきは目立つようになる。
肌の衰えを改善するために
くすんだ肌は、「疲れている」「神経質そう」など、 他人に対してネガティブな印象を与えてしまう。肌を完全にクリアにするためには、究極的には美容整形が必要になってしまうが、日常生活の中で改善ができる場合もある。
老化を促進させる原因として挙げられるのが、日焼けやヒゲ剃りである。日焼けやヒゲ剃りによって生じる肌への負担を減らせば、肌の老化を遅らせられる。ヒゲ剃りが不可欠な場合も、丁寧なアフターシェーブケアを心がけたい。
肌の老化予防に効果的なのは、メンズ専用の化粧水だ。第一印象の決め手となる見た目はやはり重要だ。日々のスキンケアは怠らずに力を入れよう。