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ゲイ・LGBT・BL・同性愛がテーマのドラマ9選

おっさんずラブ

おっさんずラブは2016年からテレビ朝日において放送されているドラマシリーズで、田中圭が演じる春田創一や吉田鋼太郎が演じる黒沢武蔵を中心に男性同士の恋愛を描いています。

地上波で放送されたドラマで、キスシーンや抱きしめ合うシーン、手をつなぐシーンなども随所にあり、ギャグ要素もたくさん散りばめられているので恋愛ドラマとして楽しめます。登場するキャラクターが良い人ばかりで悪役は一人がいないのも良いです。

カミングアウトがない世界で、このドラマがLGBTの理解をより深めたと言えます。男性同士の恋愛を楽しみつつ、思わず笑ってしまうシーンがたくさんあり、観ていて幸せな気分になります。

きのう何食べた?

https://www.tv-tokyo.co.jp/kinounanitabeta/

きのう何食べた?は、2019年4月から6月にかけてテレビ東京で放送されたテレビドラマです。几帳面な弁護士の筧史郎と人当たりの良い美容師の矢吹賢二の2人が2LDKのアパートで暮らす毎日を展開している物語です。

食事がテーマのドラマですが、筧家を軸にゲイの息子とその両親がどのように向き合っているのかどうかや、ゲイが抱える諸事情なども分かりやすく演出されています。

日常を無理なく描いていて、ゲイカップルも思わず頷くようなリアルなシーンがたくさんあります。いろいろなカップルの形があり、それぞれが面白くお互いを思い合う優しいシーンも胸に突き刺さります。

glee

Gleeは2009年に公開されたアメリカのドラマで、ドラマ自体は見たことがなくても名前は聞いたことがある!という人も多いのではないでしょうか。思春期の青少年が抱える苦しみや悩みなどが分かりやすく表現されています。

父に男らしさを要求されて悩むゲイの青年をクリス・コルファーが演じていますが、自分自身もゲイであることをカミングアウトしています。父が周囲に偏見や差別されることに対して息子が悩むという少し変わった角度からの葛藤も描いています。

LGBTドラマの中でも特に考えせられることが多いドラマで、本人だけでなく周囲も巻き込んでマイノリティは何なのかという疑問や差別、偏見などを描いています。

逃げるは恥だが役に立つ

https://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/

逃げるは恥だが役に立つは、2016年にTBSで放送されたドラマで当時社会現象を引き起こすほどの人気を博しました。内容は主人公2人の契約結婚が軸になっていますが、さまざまな男女間の社会問題を織り交ぜたラブコメディになっています。

ゲイカップルが軸になっているドラマではありませんが、主要人物の一人がゲイだったことが発覚して話題になりました。ドラマの世界では同性同士の恋愛が素直に受け入れられており、差別や偏見などもありません。

ベースは主役2人の生活ですが、脚本・演出・演技がすべて素晴らしいドラマで、どんな年齢層の人でも楽しめる内容になっています。

隣の家族は青く見える

隣の家族は青く見えるは、2018年1月からスタートした日本のテレビドラマで深田恭子が主演を務め、厚生労働省が放送開始前日にドラマとタイアップを行ったことでも話題になりました。

マイホームの購入をきっかけに妊活をスタートする五十嵐奈々とその夫の五十嵐大器と、子供を望んでいない杉崎ちひろとバツイチの川村亮司のカップル、一級建築士の広瀬渉と恋人の青木朔の男性同士のカップル、幸せを装っている小宮山真一郎と小宮山深雪の4カップルを中心に物語が展開します。

ゲイドラマではないものの、4組のカップルの中にゲイカップルが含まれており、ゲイカップルのリアルも描かれています。

偽装の夫婦

偽装の夫婦は2015年に放送されたドラマで、天海祐希が主演したコメディドラマです。ゲイやレズビアンなどの要素も多分にあり、LGBTという言葉が世に知られるきっかけになった一つでもあります。

1人1人のキャラが濃く、人としてどう生きるかやみんながどう生きているかなどを考えさせられるドラマです。キャラクター1人1人に個性がありますが、全体を通してみると優しい世界だと感じます。

自分に正直に生きることや周囲の人に幸せになって欲しいなど、簡単に思えて難しいことが現実にはたくさんあります。このドラマはLGBTを扱っているような内容ですが、個性を大事にするためにはどうすればいいのかも考えせられるドラマです。

あなたのことはそれほど

https://www.tbs.co.jp/anasore/

あなたのことはそれほどは、ダブル不倫ストーリーを題材とした2017年に放送されたドラマです。不倫によって2組の夫婦の思惑が錯綜する物語で、出口なしの心理ドラマとなっています。

ゲイを題材としたドラマではありませんが、ドラマの途中で主要人物がゲイであることをカミングアウトしたことで視聴者を驚かせました。自分自身がゲイであることを隠し続け、思い続けていた相手に自分の気持ちを伝えることができなかったことにもどかしさやLGBTが抱える悩みが伝わってきます。

異性・同性ともに誰かを愛することは素晴らしいことですが、思いを伝えることができず諦めてそれでも他人の幸せを願う姿勢が胸を打ちます。

New Normal おにゅ~な家族のカタチ

LAで暮らすブライアンとデヴィットのゲイカップルが中心に展開するゲイドラマで、子供を望むゲイカップルと彼らのために代理母となったシングルマザーの交流を描いているコメディです。

同じくゲイドラマで人気のgleeの監督のライアン・マーフィが手掛けたドラマで、家族のありかたを考えせられる作品となっています。ゲイカップルのリアルな現状が分かりやすく表現されています。

内容もシリアスな感じではなく、明るく幸せなシーンもたくさんあります。ドラマが放映されることに現地ではボイコット運動も起こりましたが、それを乗り越えるほどの素晴らしいドラマの出来で感動を与えてくれます。

グレイズ・アナトミー

グレイズ・アナトミーは、2005年にアメリカで公開されたテレビドラマです。病院が舞台となっているドラマですが、登場人物たちの関係性がどんどん変わっていくストーリーが見どころとなっています。

シアトルの大病院で働く若い外科医たちが中心になっている物語で、仕事や恋愛をはじめ、苦悩や成長などを描いています。若年層に高い支持を得ている番組で、第三シーズンでは視聴率ナンバー1になりました。シーズン15にゲイ男性外科医が登場した事が話題になりました。

シーズンが長くなってくると内容も冗長的になりやすいですが、この作品はどんどん話が展開されて飽きません。職種は違っても自分に当てはめてみると納得できる部分も多い作品です。