LGBTQ

ゲイの出会いスタイルの変化!これからのゲイコミュニュティ

これまでのゲイのコミュニティと言えば、ゲイバーやクラブなどが主流だった。リアルで出会えないゲイ同士の交流ができる場所として重宝されてきたが、近年はコミュニティの形も変わりつつある。

小さなコミュニティが作りやすくなった

現在はゲイバーやクラブに通わなくても、ゲイアプリやSNSを通して簡単に同じ境遇の人と出会えるようになった。ネットのコミュニケーションツールは、小さな人間関係や小さなコミュニティがいくらでも作れる。

以前は掲示板や文通など、相手の顔が分からない状態での交流がメインで、せっかく交流が深まっても会ってみると自分のタイプではなかった!というケースも多かった。出会うのも一種の博打のようだったが、今は無理をしなくても出会える時代になっている。

お酒が嫌い、初対面の人と話すのが苦手、自分から話しかけられない、最初から出来ている輪に溶け込めないという人でも、同じような境遇の人とアプリやSNSを使ってつながれる。

これから期待されるゲイコミュニティ

これからのゲイコミュニティの方向性としては、個々の需要にマッチしたニッチさや小さな満足感などが重要になってくる。

LGBTの支援は“個性を大切にする”がコンセプトになっていることが多いが、もっと細かく見て行くとLGBTのそれぞれの人の個性も重要だ。

騒ぐのが好きなゲイもいれば、大人しく過ごしたいゲイもいる。ゲイコミュニティでは、ゲイはひとまとめにされやすいが、いろんなゲイがいるのが当然だ。

中には、たくさん友達が欲しいわけではなく、友達と二人でオシャレなカフェに行って、ゆったりコーヒーを飲むだけで充実感を得られる人もいる。

大切なのは個人がどれだけ満足できるかどうかである。

これまでの世の中の論調と言えば、LGBTを認める、LGBTを支援するという感じだった。これからはLGBTのそれぞれの個性を認め、個性に合ったライフスタイル作りのサポートが重要になってくる。これからは、もっと個性が尊重される時代になるだろう。