LGBTQ

地方で広がるLGBTフレンドリー!茨城の田んぼイベント

LGBTに対する支援や理解は、地方よりも都会の方が進んでいる。そのため、地方では住みにくいと都会に移住するLGBTも少なくない。そんな中、茨城では日本一LGBTフレンドリーな田んぼをコンセプトに農業プロジェクトを行っている。

Licensed material used with permission by Readyfor

農業に視線を向けたのは、農業という体を動かす作業は、誰でも繋がりやすいためだ、何かを作るために、LGBTであってもそうでなくても分かり合える。人と人が関われば、それだけ多くの感情や気持ちが生れてくるものだ。最初からオープンにできなくても、共同作業を続けていくうちに、自然と自分の気持ちが出せるようになる。

第一産業の活性化にもつながる

茨城の農業プロジェクトが反響を呼び、各地方でもLGBTが交流できるイベント作りを積極的に行っている。こうした取り組みはLGBTのネットワークを深めるだけでなく、第一産業の活性化にもつながると期待されている。

農業をはじめとする第一次産業は、どんどん就労人口が減っている状況にある。LGBT同士の交流の場として農業プロジェクトが活発に行なわれるようになると、それがきっかけで第一次産業の就労につながることも期待できる。

喜びの共有ができる

農業プロジェクトのメリットに、喜びの共有がある。農業は農作物を作るという目的があり、無事に収穫ができると達成感が生れる。日常生活を送る中で、喜びの共有は意外と多くない。

農作物を一緒に作った仲間と収穫の喜びを分かち合えることは、日常生活のモチベーションアップにもつながるだろう。農業だと1回限りのイベントではなく、収穫まで継続して行われるため、段階的に共有できる喜びが増えて行くのもメリットである。

誰もが自分の好きな場所で好きなことをして、多様性を認めながら生きていけたら素晴らしいことである。LGBTフレンドリー農家プロジェクトは、そんな誰もが望む未来を体現しているとも言える。都市部ではなく、地方からLGBTフレンドリーのイベントが行なわれるのは、地方活性化にもメリットである。