LGBTQ

新宿二丁目に行くなら!スポットガイド&HIV情報が一目でわかるヤローページ

HIVをはじめとするセクシャルヘルスの発信拠点として活動するコミュニティセンター「akta」が、2011年に第一号を発行したヤローページをご存じだろうか。

首都、上野、浅草に新しいバージョンが作られていたが、2016年に発行してから3年ぶりに新しいバージョンのヤローページが作られた。

ゲイバーやハッテン場、ショップなどをマップ付きで紹介し、人気ボーイが新宿2丁目を実際に散策しながら素晴らしいところを語るインタビューもついている。

HIVの情報が新たに加わる

新宿2丁目の情報だけを発信するのであれば、単なる地域情報誌に過ぎない。HIVの検査を伝えてきた医師が現在のHIV事情を解説しており、検査の必要性も真正面から訴えている。

HIVの検査を受ける上で、LGBTQが気軽に受けられるかどうかは重要である。ヤローページでは、LGBTQに正しい理解があって検査が受けられる施設の情報、困ったときに頼れる相談機関がすぐにわかる。

新宿でゲイライフを楽しむためには、街や遊びの情報も必要だが、自分の健康状態を知ることも大切だ。

出典:akta

ネットではなく冊子を作る意義

ヤローページの大きな特長は、ネットではなく冊子を作って提供している点だ。ネットで情報発信する場合に比べて、大きなコストがかかってしまう。

それでも冊子を作っているのは、バーやハッテン場に置いてしっかり見てもらうためである。ヤローページをたくさん置いてもらい、バーやハッテン場を中心とした啓発活動の効果が期待できる。

ヤローページは外国人向けの情報も充実

新宿2丁目も外国のお客さんが増えているが、ゲイバーの紹介欄には外国対応の有無が詳しく記載されている。不可になっているところも多いが、数か国語対応しているところやアプリやポケトークを使って対応しているところもある。

外国籍が増えたことにより海外とは違う料金体系のことで会計時にトラブルになることも増えている。そこで外国人向けの情報を入れることで、トラブルのリスクを減らし、なおかつ外国人が利用しやすいようにしている。