ENTERTAINMENT

映画好きのゲイ!翔んで埼玉最多12部門で最優秀賞!第43回日本アカデミー賞

第43回日本アカデミー賞の優秀賞が1月15日に発表された。昨年話題となった翔んで埼玉が作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞を含む最多12部門で優秀賞を受賞した。

■翔んで埼玉とは?

翔んで埼玉は、出生地による差別が公然と行われている仮想の日本が舞台となっている。日本最大の都市である東京都も例外ではなく、赤坂や青山などは贔屓される一方、八王子や多摩地方は見下されていた。

埼玉県人の扱いはとりわけひどく、東京都には通行手形がないと立ち入ることができない。都内の名門私立学校でも出生地によるクラス分けがされているが、都知事の息子の生徒会長は優秀なA組、埼玉県人は教室の質がもっとも低いZ組という具合である。

地域差別がテーマとなっているが、地域ネタが不快なものになってしまわないように、配役や舞台セットをぶっ飛んだものにし、物語をカーラジオから都市伝説を伝え聞く感じにしている。

ちなみに、ミュージシャンのGACKTが主演男優賞、女優の二階堂ふみが主演女優賞を獲得している。二階堂ふみに関しては、人間失格 大宰府と3人の女たちでも優秀助演女優賞を獲得したため、ダブル受賞となっている。

■その他の受賞

その他にも、笑福亭鶴瓶が主演を務めた閉鎖病棟それぞれの朝や、大人気漫画を実写化したキングダム、サスペンスドラマ新聞記者、ハチミツと遠雷なども優秀作品賞に選ばれている。

優秀アニメーション作品は、その青さを知る人よ、天気の子、名探偵コナン、ルパン三世、ワンピースなどが受賞した。

また、優秀外国作品賞としてはイエスタデイ、グリーンブック、ジョーカー、運び屋、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドなどが名前を連ねている。去年は映画の豊富な年と言われており、さまざまな作品が生まれた。

アカデミー賞は映画の健全な発展を目的とし、キャスト、スタッフなどを表彰することが目的となっている映画賞の1つだ。今年はどんな作品が新しく生まれるのか楽しみだ。