健康や美容に効果があると注目されているのがアピセラピー。日本では山田養蜂場がアピセラピーを積極的に行っているが、ハチミツの有用性や開発を進めている。アピセラピーのアピはラテン語でミツバチだ。アピセラピーはミツバチ産品を使った治療法となる。
ハチミツは古くから健康食品として親しまれてきた
アピセラピーと言っても、今に始まったものではない。ミツバチと人の関係を辿っていくと、約1万年前から関係があったと言われている。ヨーロッパの洞窟にはハチミツを採取する人の姿が描かれており、ハチミツやミツロウに関する記述も多い。
アピセラピーの特徴は体の内側や外側からも取り入れられることだ。ハチミツをパンに塗って食べるのも、ハチミツを飲むのもアピセラピーになる。ハチミツ成分が含まれている美容液を使用すれば、体の外側からアピセラピーを行うことになる。
医療現場で使われている国もある
ヨーロッパの中でもアピセラピーが盛んな国と言えばルーマニアだ。ミツバチ産品が医薬品としても役立っており、プロポリスやローヤルゼリーなどが薬局に多く並んでいる。アピセラピー治療を行うクリニックもあるが、医師免許を取得していることが治療できる条件となるため、安心して受診できる。
アピセラピーは伝統的な健康療法だが、医療機関にも用いられるようになった科学的根拠に基づいた治療法の1つだ。
スキンケア成分として人気のローヤルゼリー
多くのスキンケアアイテムにはローヤルゼリーが配合されている。ローヤルゼリーはタンパク質、炭水化物、脂質をはじめ、必須アミノ酸を含む21種類のアミノ酸が含まれている。
ビタミンも豊富に含まれており、美容効果は抜群だ。アピセラピーの中でも注目されている成分の1つだが、美容面だけでなくダイエットのケアとしても注目されている。ミツバチは養殖が簡単で、ハチミツも供給しやすい。今後もアピセラピーはどんどん広まることが想定される。